マイナスにならないように上手に賭けるには
競馬の醍醐味は狙ったレースを予想して的中させることにありますが、初心者の人はもちろん、ベテランの人でもすべてのレースが的中するということはほぼありません。競馬はサラブレッドという生き物が走るレースなので馬の調子が良くなければ勝てませんし、調教師や馬主に勝つ気がなければ1着には来ないのです。多くの人はスポーツ新聞やインターネットなどで情報収集をしていますが、過去の実績やレース結果ばかりに重視していてはプラスの収支にはなりません。
プロの予想家などはひとつの情報に絞って予想をしていますし、素人でも競馬のうまい人は集めた情報の扱い方も違います。特にスポーツ新聞ではメインレースについて多くのことを知ることができますが、芸能人のコラムや予想など不必要なものも多く、またあちこちに「この馬を買え」「あの馬を買え」と書かれているので、本命にしようと思っていた馬を買えなくなってしまうことがあります。
スポーツ新聞は隅から隅まで読まず、馬柱と騎手や調教師のコメントを重視して前走と照らし合わせながら予想すると良いでしょう。また、飼い葉はよく食べているか、体重の増減はどうか、馬格はしっかりしているかなども重視するポイントです。
データを駆使して競馬を購入する人は、うまい人です。そもそも、競馬に関しては主催者から公式のデータが配信されていますので、これを統計的にみていくと的中率や回収率を詳細に出すことができるようになっています。過去の情報を整理すれば、同一の条件で勝てる可能性が高い馬とそうではない馬を簡単に見極めることができますので、大きな配当を得る可能性も高くなります。
また、統計的に情報を集めると、競馬が実は非常によくできたシステムによって成り立っていることがわかります。競馬は、それを主宰する主催者が必ずいますので、統計的な数値を見ると同じ買い方をすれば必ず主催者の取り分だけ負けてしまうという結果を算出することができます。これは公式から配信されているデータからでも簡単に確認できるので間違いありません。
うまい人は、これらの情報によって同じ買い方を実践し続けると必ず負けてしまうことを知っていますし、条件を変えて新しい投資法を発見していくことによって継続的に利益を出すことができることも知っています。うまい人は、回収率と的中率のバランスを把握して資金が底をつかないような現実的な買い方をします。下手な人はすぐに資金が0になるので、この違いは大きいです。
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